塾を使いこなして成績が上がるタイプ

成績を上げたい中学生

前回から中学生版コラムが始まり、前回は定期試験や内申点のポイントをお伝えしました。

前回のコラムを確認する(こちらをクリック)

それらの結果によっては、これから塾に通おうか検討を始めることになると思います。今回は、塾に通った場合に成績が上がるのか上がらないのか、どのようなタイプが伸びていくのか参考になる内容になればと思います。

この記事は以下の方におすすめです。

・これから塾に通うことを検討している中学生・小学生(とその保護者)
・塾に通って成績が上がるのか不安な中学生・小学生(とその保護者)
・塾に通って伸びるタイプを知りたい中学生・小学生(とその保護者)
・個別指導か集団指導か迷っている中学生・小学生(とその保護者)

目次

塾に通うと必ず成績が上がるのか

塾に通われるお子さんでも、成績が伸びる子とそうでない子がいる、というのが現実だと思います。皆が順調に成績アップを実現できるわけではありませんよね?

その通りです。塾通いの成果がすぐに数字として表れるケースもあればそうでないこともあります。

伸びない理由は個々に異なるのでしょうが、何か共通点のようなものがあれば教えてください。

塾で伸び悩む生徒の共通点

勉強時間や生徒自身のやる気の不足、受講クラスと学力のミスマッチなど、本当に理由は人それぞれですし、それらがいくつか絡み合って起こる現象だと思います。それでも、あえて伸びる子と伸びない子を分けるラインのようなものを考えると「学び経験の有無」を挙げてもよいように思います。

\学力のミスマッチの考え方と、塾の指導形態の選び方の基準について動画を見る/

\個別指導に向いている場合とは/

\集団指導に向いている場合とは/

「学び」というと誰もが学校などで経験しているように思うのですが、それとはまた違うのですか?

学力の高低に関わらず、本当の意味での「学び」を実現できている生徒は少数派です。皆、授業を受けてはいるのですが、学べていない、習っていない生徒の方が多数派なんです。

そうすると、先生が考える「学び」の定義を教えてもらわねばなりませんね。

成績が伸びる「学び」とは

「守・破・離」という言葉をご存知でしょうか。習い事の世界で使われたり、ビジネス用語として使われたりすることもある言葉ですね。

ここでいう「守」とは、師匠の言いつけを忠実に守り、その教えを習得していく段階を意味します。

「破」は他の師匠の教えを参考にしたり、自分なりの工夫を加えたりする段階のこと。

「離」は師の教えを離れ、自分ならではのものを構築していく最終段階を表しています。私の言う「学び経験」とは、「守」の段階で行われる学びと同レベルのものを指しています。

なるほど。聞いてはいても、そこでの教えを忠実に習得しようという姿勢が足りていない、とおっしゃりたいのですね。

そういうことです。特に上位クラスでありがちなことですが、高い素質を有しているお子さんの場合、目の前の問題を正解までもっていくのはそれほど難しいことではありません。ただ正解すればそれでよい、ということでは決してなく、先々のことを考えたとき、問題の捉え方や解法の選択が重要になることがあります。

そんなとき、伸びていくお子さんには「柔軟性」や「謙虚さ」が備わっていて、手間がかかる解法であってもその重要性をしっかりと理解し、忠実に指定された手順を踏んでいくことができるのです。「学べない」「習えない」お子さんにはこうした「守」の段階が欠落しがちで、自己流の域を脱することが出来ない傾向がみられます。

中学段階ではそれで通用しても、高校入学以降に自己流の限界を感じる人もいるでしょうね。

高校で伸び悩まないためのポイント

そうなんです。よく生徒には「塾でしっかり習いなさい」という話をするのですが、その意図はなかなか伝わりませんね。

\ 「塾でしっかり習う」を体験する /

そのあたりはもう性格的な問題ですか?

「謙虚さ」とか「素直さ」とかいうことで考えると性格的な問題であるように感じますが、最近、これに関してひとつ発見がありまして。

それは何でしょう?

伸びる生徒の共通点

「守」レベルの学びを実現できているお子さんに幼少期からの話を聞くと、長く続けている習い事がある人が多いことがわかりました。さらに、ただ長く続けているだけでは駄目で、習い事自体はピアノでもスイミングでも何でもいいのですが、趣味レベルではなくそれに本格的に取り組んでいること、さらに厳しい師匠に習った経験がある人が多いということがわかってきました。 

習い事を通じて、厳しい指導者の教え、言いつけを守る、ということを経験している、ということですか。

習い事の効果

そうなんです。特にピアノ、バイオリンあたりを本格的にやるとなると、厳しい先生にあたりがちですよね(笑)。そこで学ぶ姿勢やメンタリティを植え付けられると、その後は自然に指導を受け入れることができるようです。もちろん、こちら側としては「師」として認定してもらえるだけのものを提供しなければなりません。「先生」と呼ばれる立場にある人の言うことあれば何でも耳を傾けてくれるわけではありませんからね。

習い事の経験が学習に転用できるかどうかについてユニークな視点を教えてもらいました。今回もありがとうございました。

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